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二遊間の兄弟で華麗にダブルプレー

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島根の石見智翠館高校の3年生でキャプテンの関山愛瑠斗選手(せきやま・あると)と1年生の和選手(なごみ)は兄弟です。

きょうの第3試合に行われた富山の高岡商業との試合では、愛瑠斗選手がセカンド、和選手がショートで兄弟そろって先発出場しました。

 

兄弟そろって野球を続けてきた


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2人は大阪出身で、兄の愛瑠斗選手が小学1年生の時に地元の少年野球チームに入り、和選手も兄の影響で、同じチームで野球を始めました。

中学では、別々のクラブチームに所属しましたが、兄の愛瑠斗選手が島根の強豪・石見智翠館に入学すると、和選手も兄の薦めで同じ高校を選び、再びチームメートに。

ことしの夏の県予選では、1回戦から兄弟で二遊間のコンビを組んで、レギュラーとして出場し、甲子園出場を果たしました。
 

両親は甲子園での2人の活躍を期待


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父親の一典さんと母親の美智代さんは2人が野球を始めたころから、一緒に甲子園に出ることを夢見ていて、今日の試合では兄弟でダブルプレーを取ることを期待してアルプス席から見守りました。

そして、そのチャンスはいきなりやってきます。

1回裏、石見智翠館が押し出しで1点を失い、さらにワンアウト満塁のピンチ。

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しかし、ここで、愛瑠斗選手がセカンドゴロを華麗にさばき、ショートの和選手に送球して4-6-3のダブルプレーで

ピンチをしのぎました。

打撃でも3点をリードされた6回裏に先頭の愛瑠斗選手がセンター前ヒットでチャンスを作ると、その後、満塁となって
和選手がライト前にタイムリーヒットを打ち、1点を返します。

試合は延長10回までもつれましたが、石見智翠館が6対4で惜しくも敗れました。

 

試合後2人は・・・


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弟の和選手(左)と兄の愛瑠斗選手

試合後、兄の愛瑠斗選手は、弟に対して、「おまえがいたからここまでやってこれた。来年は、甲子園で活躍するのを期待している」とエールを贈りました。

これに対して、和選手は、「キャプテンとしても兄としても尊敬できる存在でした。もっと、一緒に野球がしたかった」と話していました。

 

【甲子園取材班:工藤 大知記者】

 

 

 

 

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7月25日は天神祭♪ 【櫻井有里沙】

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sakurai190807_1.jpg去年に引き続き、ことしも國生リポーターと2人で、天神祭の盛り上がりを伝える中継を担当しました。

sakurai190807_2.jpg國生リポーターは、船の上から、
私は、陸渡御のゴール地点である天神橋北詰からお届けしました。

sakurai190807_3.jpg梅雨も明け、日ざしがじりじりと照りつける中、リハーサルから本番まで暑さに負けずに、スタッフ一同で駆け抜けました。
終わったあとの、ほっとした笑顔。最高でしょう???

sakurai190807_4.jpg天神祭に参加していた地元の子どもと記念に1枚♪
声をかけてくれた子どもたち、とってもかわいかったです。

sakurai190807_5.jpgこの日は、夏らしく浴衣を着たので、出発前にたくさん写真を撮りました。
スタジオで、二宮アナと川﨑アナと♪
熱中症に気をつけてね!と送り出してくれました。

sakurai190807_6.jpgそしてこちらは、牛田アナと。
ふだんから、何気なく体調や仕事ぶりを気遣ってくれる優しい牛田アナが大好きな私たち。
ここぞとばかりに2人でくっつきました。笑

sakurai190807_7.jpgそして最後は、大石アナと。
左から、黄色あるものを意識してポージング。
何かわかりますか???
「信号」と見せかけ、こちらは「チャドの国旗」をイメージしました。笑

本格的に夏がはじまりましたね。
みなさん、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね

 

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リポーター 櫻井 有里沙(さくらい ありさ)



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履正社 "対応力"磨き打線強化

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大阪の履正社高校が大会2日目の第1試合で、茨城の霞ヶ浦高校と対戦。

1試合のチーム最多記録に並ぶ5本のホームランで圧倒し、前評判通りの打力を見せつけました。

 

センバツ敗退で得たもの


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強力打線を引っさげて出場したことしのセンバツでは、星稜高校との1回戦で150キロを超えるストレートが武器の奥川恭伸投手に手も足も出ず、完封負け。

 さらにその1か月後の春の大阪府大会の準々決勝でも140キロ台後半のストレートとキレのあるスライダーを投げ込む

上田大河投手擁する大商大高校に2対3で競り負けました。

 

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好投手を打ち崩せないようでは意味がない。

そこで夏に向けて岡田龍生監督が掲げたのが、“対応力”を身につけることでした。

岡田監督はその意図について「奥川投手のストレートは打ち損じ、変化球には手も足も出なかった。同じ打ち取られ方を続けるのはだめ。凡退しても意味のある打席にできるように頭を使って野球をして欲しい」と説明します。

 

"対応力"を磨く


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具体的にはどの球種、どのコースを狙うか、狙っていないボールをどうやって見極めるかという意識を強く持って打席に

立つ実践練習を繰り返しました。

きょうホームランを含めて3安打の西川黎選手は「自分に対する配球を頭に入れて低めのボールは切るとかこの球種を狙うということを徹底してやってきた。1打席目はストレートを狙う、その結果をふまえて2打席目はスライダーを狙うとか試合のなかで考えられるようになった」と言います。

それに加えて、選手それぞれが技術を磨くことも怠りませんでした。

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大阪大会でチームトップの4割8分1厘を記録した内倉一冴選手はバットを振り込み、スイングスピードを高めました。

そうすることで、バットの振り始めを遅らせることができ、ボールをぎりぎりまで見極められるようになったといいます。

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センバツ完封負けの屈辱を謙虚に受け止め、大きく成長して甲子園に戻ってきた履正社。

打てないと勝てないと言い続けていた岡田監督は「30年近く監督をやってきたが、1試合5本のホームランは記憶にない。あまりあてには出来ないが、対応力はできつつあるかな」と笑顔で話していました。

 

  

 

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8日から暦の上で秋 ただ、残暑厳しい

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大阪市では、7月27日に雨が降って以降、1ミリも雨が降らない日が続いています。雨が降らないため、気温も下がらず、28日からきょう7日まで、11日連続で気温が25度を下回っていません。熱帯夜が続いています。日中は連日35度前後まで上がり、きょうの最高気温は36度2分でした。

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あす8日は立秋です。暦の上では秋になります。立秋を過ぎても続く暑さが「残暑」です。残暑が厳しいでしょう。この先も連日35度以上のところが多くなりそうです。暑さの終わりは、まだ見えません。

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あすは台風8号から変わった温帯低気圧が日本海を進む見込みです。本州は広く太平洋高気圧に覆われる見込みです。近畿地方は晴れ間が広がり、強い日ざしが照りつけるでしょう。ただ、山沿いでは夕立にご注意ください。

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台風10号の情報です。強風域の範囲が広く、大型です。今後発達し、あさって9日には非常に強い勢力になる見込みです。北上を続けるでしょう。まだ予報円が大きく、進路は定まっていません。影響が出るとすれば、お盆のころになりそうです。今後の情報にお気をつけください。 

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大阪市立科学館で行われている、大阪管区気象台の「夏休みミニ気象台2019」に行ってきました。「お天気調べ」というコーナーもあり、自分が生まれた日と場所の天気を教えてもらえます。私が生まれた日の天気図には、台風が2つありました。イベントはあすも行われます。自由研究のテーマにもなるかもしれませんよ!

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※予報は7日午後7時現在のものです

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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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前評判に偽りなし 星稜・奥川恭伸投手!

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大会注目の好投手、星稜(石川)の奥川恭伸投手が、大会2日目の第3試合に登場。最速153キロのストレートで三振を奪うなど、前評判どおりのピッチングで、旭川大高(北北海道)を3安打完封し、チームの初戦突破に貢献しました。

いきなり見せた!



「立ち上がりが一番大事なので、ギアを上げていった」。
奥川投手は1回から、甲子園をどよめかせました。旭川大高の1番・佐藤一伎選手に対しては、アウトコース高め、この試合最速となった153キロのストレートで空振り三振。続く、持丸泰輝選手にはアウトコースの151キロのストレートで見逃し三振。さらに3番の菅原礼央選手にはアウトコースの変化球で空振り三振。三者連続三振と最高のスタートを切った奥川投手は「球場の雰囲気を自分たちの方に持ってくることができた」と振り返りました。

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センバツから成長した姿


 

2回に先制点をもらうと、2回戦で敗れたことしのセンバツ大会から成長した姿を見せます。150キロ台を連発するストレートに加え、夏に向けて磨きをかけ、鋭く曲がるようになったスライダーを巧みに使いました。「9回を投げきらないといけない」とエースの役割もしっかりと認識し、力を入れるところでは力をいれ、力を抜くところでは力を抜き、最後までつけいる隙を与えませんでした。

 

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 投げた球数も94球と今後に余力を残す内容で、林和成監督も「彼らしいピッチングができた」と高く評価していました。

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それでも満足せず


 

最高のピッチングにも見えた奥川投手ですが、自身の評価は、意外にも辛口でした。アウトになったものの、ライトへの強い打球を何回か打たれたことについて、「甲子園特有の浜風に助けられた。打たれてからでは遅いので、反省することがたくさんある。結果はよかったけど、内容はまだまだ。点数にすると半分ぐらい」と話していました。

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夏の戦いは続く



星稜は、センバツ大会で、林監督がサインを盗まれたとして、対戦チームに抗議するなどした言動について、フェアプレーの精神に反したなどとして、学校から指導禁止の処分を受け、2か月近く、グラウンドを離れました。奥川投手も右肩の違和感から本調子ではない状態が続くなど、夏への道のりは決して順風とは言えませんでした。

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そうしたなか、奥川投手は自身4回目の甲子園を目指して、ウエイトトレーニングやキャッチボールなど基本的な練習を地道に続け、再び、この舞台に戻ってきました。「いい緊張感のなか、甲子園で投げられて楽しい」と笑顔を見せた奥川投手。高校野球の集大成となる夏の戦いが続きます。

【甲子園取材班・今村亜由美記者】

         

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お題「飲む」

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投句のしめ切りは、8月14日(水)午後7時です。放送は8月16日(金)夜11時台です。     

『ぼやき川柳』関西発ラジオ深夜便(毎月第1・第2・第3金曜日 夜11:05~)11時台にお送りしています。

選者は、川柳作家の大西泰世さんです。

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日々の生活のあんなことこんなこと、
5・7・5と指折って皆様とともに楽しみたいと思っています。
ぼやき川柳へどんどん句をお寄せ下さいね。

川柳は、目で見てまた耳で聞いて、楽しむ文芸でもあります。
「リズム良く」という事も考えながら句作して下さい。
~ 川柳作家 大西泰世さん ~


川柳の投句方法

パソコン・スマートフォンからの場合
メールフォームをご使用ください。

お葉書の場合
〒 540 - 8501
NHK大阪放送局 「関西発ラジオ深夜便・ぼやき川柳」係

ファックスの場合
FAX 06-6937-6050

※投句は自作で未発表のものに限ります。


8月のぼやき川柳大賞

お題『泳ぐ』(2019年8月2日)
「あの美女も水に入れば犬かきか」    愛知県 中神立善
「回遊魚寿司(すし)になっても回遊し」 埼玉県 ダサい治
「養殖の鯛(たい)は生けすで伏し目がち」岡山県 光畑勝弘
「一日を泳いでみても金魚鉢」      奈良県 渡辺勇三

7月のぼやき川柳大賞

お題『花火』(2019年7月19日)
「花火師に向いてなかった雨男」    熊本県 つくるちゃん 
「どこ行くの花火のようなまつ毛付け」 山梨県 南アルプスのてっちゃん
「おばあちゃん花火見ましょう二階から」奈良県 西脇龍太郎

お題『汗』(2019年7月12日)
「大相撲汗がとびこむお茶の間に」  兵庫県 野口四郎
「職人の無口の汗にほれた妻」    大阪府 樋川眞一
「汗かいて立ち枯れぬようビール飲む」新潟県 柳村光寛

お題『焦る』(2019年7月5日)
「女房のハンカチで拭く冷えた汗」  静岡県 鈴木敬盛
「金魚すくい遊ばれているかも知れぬ」愛知県 小出順子
「発車前思ったよりも熱い蕎麦(そば)」千葉県 ジャック天野

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特別な日にチームが見せた結束

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最高のプレゼントを!

三重の津田学園は、佐川竜朗監督の41歳の誕生日に勝利を贈ろうと、ベンチに入れなかった選手も含め、チーム一丸となって、センバツで果たせなかった甲子園1勝をつかみました。

 

エースが投打で活躍


 

春夏連続で甲子園出場の津田学園、初戦は静岡高校との対戦でした。チームを投打で引っ張ったのは、エースの前佑囲斗投手。2回にはチャンスで打席が回り、先制の2点タイムリーツーベースを打ちます。投げても回を重ねるごとに調子をあげました。160球の力投で1失点完投。9回にこの試合で最速となる145キロをマークするなど存分に力を発揮しました。

 

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ヒット7本を打たれ、盗塁4つを許した内容に「出来は40点」と厳しい自己評価でしたが、試合後、佐川監督とがっちりと握手を交わしました。前投手は「監督の誕生日だったし、まずは自分たちの1勝するという強い気持ちからこういう試合になったと思う。本当に良かった」と力強く話しました。

 

ベンチを外れた選手も


 

ベンチを外れた選手たちも思いは一緒でした。けさは、佐川監督に「ハッピーバースデー」を歌う動画のメッセージを届けました。佐川監督も「ことしのチームは絆が強い」と感じたと言います。地方大会の後にメンバーを外れることを伝えられた選手が涙を流して悔しがったとき、人情深い監督は一緒に泣いたということです。自分たちもアルプスでともに戦う。試合中は必死に声を絞り出して、応援し、チームを支えました。

 

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津田学園は、まさに、監督の誕生日にチーム全員で戦って、静岡高校に3対1で勝ち、ことしのセンバツでかなわなかった甲子園での勝利をつかみました。

 

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宿舎でお祝い 喜びを分かち合う



宿舎に戻った選手たちは、佐川監督に特注のケーキを贈って、改めて誕生日を祝いました。そして、全員で記念写真を撮り、特別な日の1勝を喜び合いました。佐川監督は「みんなにプレッシャー与えるのは嫌だったけど、誕生日でみんなと1勝をつかむことができた。すばらしい勝利を頂けて本当にうれしい。ありがとう」と感謝の思いを伝えました。


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2回戦の相手は大阪の履正社高校です。1回戦で大会記録に並ぶ1試合5本のホームランを打った強力打線が持ち味の強豪で、日程が順調に進めば、試合は大会8日目の8月13日に行われます。この日はエース、前投手の18歳の誕生日になります。再び、野球部全員で勝利を祝おうと意気込んでいます。

 

【甲子園取材班 山本脩太記者、伊藤憲哉記者】

          

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キャプテンは10人きょうだいのお兄ちゃん

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大会2日目の7日の第2試合に登場した静岡高校。

部員41人のチームのキャプテンが小岩和音選手だ。

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守備の要のキャッチャーとして、そして打線の軸となる4番バッターとして、チームを引っ張ってきた。

実は小岩選手は10人きょうだいの次男坊。

家族の中では、3歳から16歳まで8人の弟や妹の面倒を見ている頼もしいお兄ちゃんだ。

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7日、甲子園でプレーするお兄ちゃんを全力で応援しようと、小岩選手のきょうだい7人はお父さんの運転する10人乗りの車に乗って、静岡から甲子園球場に駆けつけた。

しかし、試合は三重の津田学園に序盤からリードを許す苦しい展開。

ふんばれ-

声援は、止まらない。

 

そして静岡高校が無得点のまま迎えた8回。

ランナーを二塁において、4番の小岩選手が打席に立った。

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5球目だった。

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きょうだいが見守る中、値千金のタイムリーヒット!

 

初めて静岡高校のスコアボードに得点が刻まれました。

 

五男の聖鈴(せれい)くん(11歳)

ずっと練習を頑張っていたので、お兄ちゃんのヒットで点が入って嬉しかった。

 

三女の麗律(れみり)ちゃん(9歳)

お兄ちゃんのヒットはかっこよかったです。

 

試合は1対3で敗れはしたが、きょうだいから1年間チームを引っ張ってきた「お兄ちゃん」に届いた声援は何より温かった。

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小岩和音お兄ちゃん

ここまで来ることができたのは、いつも応援してくれる家族の存在があったからです。苦しいときにも弟や妹は手紙や電話をくれて励ましてくれました。野球をやっている弟もいるので、きょう僕が見た景色を伝えて、甲子園を目指して頑張ってほしいと思います。

 

そう言って、清々しい表情で甲子園を去った和音お兄ちゃん。

静岡高校野球部のキャプテンとしての夏は終わったけど、お兄ちゃんとして帰る場所が彼にはある。

【甲子園取材班:山内 司記者】

 

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トンボが欠かせません

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 群馬の前橋育英高校は6年前の夏の大会で初出場ながら初優勝。

令和最初の夏、4年連続5回目の出場を決めたのには訳がある。

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チームが掲げる看板は「攻撃的守備」

ノッカーは1球ごとにランナーの有無やアウトカウントを設定。

ボールが飛ぶ方向もランダムだ。

外野手は捕殺を狙って、勢いよく返球。

ランナーは三塁か、あるいは一気にホームを狙うか。

試合さながらの緊張感。

試合の前日にもかかわらず、けがを恐れない攻撃性に私は思った。

 

「マジだ、これ…」

 

でも、練習を見ていて、気づいたことがある。

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どの方向を見ても、トンボを持った選手がいるのだ。

トンボは通常、練習が終わった後に、グラウンドを整地するのに使うはず。

その訳を監督に聞いてみた。

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荒井直樹監督

守備練習は試合さながらの状態でやりたくて、ランナーにも本気で走ってもらうようにしています。そうするとベース近くの土が掘れて硬くなり、くぼみがスライディングした選手の足に当たればけがにつながる。けが防止が一番の理由です。

 

トンボを多用して鍛え上げた攻撃的守備。群馬大会は5試合でエラーはわずかに4つと手堅い。

大会3日目の8日。西東京の国学院久我山高校との対戦は、試合開始直前の守備練習から注目だ。

【甲子園取材班:斉藤光峻】

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最後の夏こそ頂点をつかむ~智弁和歌山・東妻選手~

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高校球児にとって、甲子園出場のチャンスは春夏合わせて5回あります。智弁和歌山のキャッチャー、東妻純平選手は、その5回すべてで出場を果たしました。最後の夏こそ頂点をつかむと強い決意で臨んでいます。

 

5季連続の甲子園


 

東妻選手は、自身のことを「甲子園で1番負けている選手」と話します。1年生の夏から高校球児のあこがれの舞台を4回経験しながら、最高成績は去年のセンバツでの準優勝。つまり、甲子園で4回、負けを経験しているのです。だからこそ、もう負けたくないと、最後の夏に臨んでいます。

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 きょうの1回戦は、28年ぶり出場の米子東(鳥取)との対戦でした。智弁和歌山は、去年の夏、近江(滋賀)に1回戦で敗れていて、東妻選手も甲子園の怖さは知っています。「初戦はまだ勢いがない状態なので1番難しい」と警戒して臨みました。

 

抜群の読みで2本のタイムリーヒット



6番・キャッチャーで出場した東妻選手。4回には、ツーアウト一塁二塁のチャンスで先制のタイムリーヒット。後ろにつなぐ意識で、前の打席でダブルプレーに打ち取られたストレートをはじき返しました。さらに、1対1の同点に追いつかれた6回ウラには、ツーアウト一塁で打席がまわり、勝ち越しのタイムリースリーベース。ボールが先行する有利なカウントから「まっすぐしかないと思った」とキャッチャーらしい読みでとらえた鮮やかな一打でした。

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師匠の中谷仁監督の教え



キャッチャーとしても、エースの池田陽佑投手と9回にリリーフした2年生の小林樹斗投手の2人を巧みにリードしました。ベンチでは、中谷仁監督と頻繁に話をする姿が見られました。中谷監督もキャッチャー出身。プロ野球阪神などでプレーし、東妻選手が入学したおととし4月に母校のコーチに就任しました。高校からキャッチャーに転向した東妻選手は、キャッチングやスローイング、配球など、すべてを中谷監督から教わってきたのです。中谷監督は、相手打線に1点しか与えなかった愛弟子に対して「よく粘った。まだまだ発展途上の選手だが、自分よりも将来性はある」と評価しました。

 

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東妻選手は「プロでやられていた監督のことばには説得力がすごくある。ピッチャーを勝たせるのがキャッチャーの仕事と教えられた。中谷監督は高い目標でもあり、いつかは越えなければいけない壁だと思っている」と話しました。中谷監督と一緒に歩んできた3年間の集大成で最後の夏の戦い。2回戦は大会8日目の第2試合で、明徳義塾(高知)と対戦します。

 

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【甲子園取材班 山本脩太記者】          

 

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来週半ば 近畿地方台風の影響が?

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あす9日も猛烈な暑さとなりそうです。気温が体温以上となるところもあり、京都は38度の予想です。連日のことですが、熱中症に注意してください。

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きょう8日、1か月予報が発表されました。来週、再来週は気温が平年よりもかなり高い見込みです。それ以降も平年よりも高いでしょう。まだまだ厳しい残暑が続きそうです。

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日本付近は太平洋高気圧に広く覆われていますが、その南には、大きく渦を巻く雲が2つあります。台風9号と、10号です。2つとも発達していて、中心付近には、台風の目がはっきり見えます。

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台風10号は大型で、非常に強い勢力に発達しています。中心気圧は950ヘクトパスカルまで下がっています。来週にかけて、日本の南の海上を北上する見込みです。予報円はまだ大きく、進路は定まっていませんが、13日の予報円には近畿地方も含まれています。

eri2019080804.jpg13日火曜日から14日水曜日、近畿南部は雨が降る見込みです。台風の進路しだいでは、より広い範囲で影響を受けそうです。今後も台風情報にご注意を。

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※予報は8日午後7時現在のものです



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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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藤蔭の最年少監督 百戦錬磨に挑む

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藤蔭高校(大分)の竹下大雅監督は、49の代表校の監督の中で最年少の26歳。初戦は、明徳義塾(高知)との対戦となり、くしくも、最年長63歳で、甲子園での経験も豊富な馬淵史郎監督に挑むことになりました。

 

監督歴、半年での大舞台


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竹下監督は、野球部の部長だったことし2月に、前の監督が体調を崩して、指揮をとれなくなったため、監督を引き継ぐことになりました。監督経験はまだ半年、それでも部長時代から選手の個性をしっかりと把握していたことを強みに、大分大会を勝ち上がり、チームを2年連続3回目となる夏の甲子園出場に導きました。

 

最年少と最年長の対戦に


 

 迎えた甲子園の初戦。対戦相手は、37歳も年上、百戦錬磨の馬淵監督が率いる明徳義塾です。試合前、竹下監督は、年齢のことは意識しないと言いながらも「甲子園で50勝している監督なので、相手のペースにならないようにしたい」と警戒していました。

 

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“やりたいことをやられる”



しかし、試合は厳しい展開となります。チームは足をつかった攻撃を持ち味にしてきましたが、盗塁やヒットエンドランの指示を伝えるサインを出しても、選手たちが動けず、なかなかチャンスをつくれません。逆に、4回に2点を先制され、6回には、ヒット1本で2つ先の塁まで進むという竹下監督が理想とする攻撃を目の前でやられ、4点を追加されました。

 

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 意地を見せた選手たち



この時点で0対6。一方的な展開になりつつあるなか、選手たちが意地を見せました。「長打ではなく低い打球でつなごう。焦って淡泊な攻撃にならないように、地に足つけてやるべきことをやろう」とバッティングでの指示をしっかり受け止め、リードを広げられた直後の攻撃で、ヒット5本を集めて4点を返しました。

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 壁の厚さを痛感、収穫も



しかし、勝負どころの終盤は、相手の継投策にかわされ、最後まで追いつくことはできませんでした。竹下監督は「馬淵監督は4点取られても、まだ2点のリードがあることを考え、落ち着いた試合運びをしていた」と立ち向かった壁の厚さを痛感していました。そのうえで、馬淵監督の采配について「主導権の握り方からカウントごとのランナーの動かし方まで勉強になった」と話しました。

 

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次こそ1勝を



藤蔭は、春夏あわせて4回甲子園に出場していますが、まだ勝利がありません。次の目標は甲子園で勝つことです。竹下監督は、新チームの選手たちと一緒に頑張りたいと、雪辱を誓いました。一方、青年監督の挑戦を跳ね返した馬淵監督は「4点を返されたときは流れは相手にあって食い止めるのが大変だった。竹下監督は若いし、これから経験積んでいいチームつくっていくんじゃないか」とエールを送っていました。

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【甲子園取材班 今村亜由美記者】

            

 

 

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ダブルキャプテンで旋風を再び

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1人だとしんどいことがある。

でも2人いれば、なんとかできる。

それが千葉の習志野高校のダブルキャプテンだ。                                 

 

習志野高校のキャプテンは2人。

レフトの竹縄俊希選手とセンターの根本翔吾選手だ。 

narasino1.jpg(左:竹縄俊希選手 右:根本翔吾選手) 

 

ダブルキャプテンが誕生したのは、去年の秋だった。

夏の千葉県大会の準決勝で中央学院に敗れて、7月から新チームが発足。

3年生にまじって、レギュラーメンバーに加わっていた2年生は根本選手だけだった。

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根本選手は、誰よりも声をだしてチームを盛りたて、明るい性格でみんなを笑顔にするムードメーカー的な存在。

小林徹監督は迷わず根本選手をキャプテンに指名した。

 

しかし、秋の千葉県大会のときだった。

トップバッターの根本選手の打撃不振が続く。

チームのことを考えすぎて、試合に出場している下級生や試合に出場できずにいる同級生への声のかけ方が分からなくなってしまったのだ。

伝統校のキャプテンは1人では重かった。

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当時の根本選手について、小林監督も「自分のプレーに集中できていなかった」と振り返る。

厳しい局面を打開する手だてとして、小林監督が考えたのが「ダブルキャプテン制」

当時、副キャプテンだった竹縄選手に根本選手と一緒にキャプテンになってほしいと告げたとき、返事はひと言だった。

 

「自分もそう考えていました」。

 

ダブルキャプテンが誕生した瞬間だった。

 

その後、チームのムードは一変する。

根本選手もプレッシャーから解放され、プレーに集中できるようになった。

 narasino4takenawa.jpg

 

キャプテン 竹縄俊希選手:

2人の意見を聞いてチームが動くので、まずは、2人が意気投合してやっていきたい。

センバツ準優勝には満足していないので、夏はとにかく一戦必勝を目標にしたい。

 

narasino5nemoto.jpg

 

もう1人のキャプテン 根本翔吾選手:

竹縄がいたからここまでやってこられた。

この甲子園が集大成になる。2人で盛り上げて勝ち進みたい。

 

ただ1人のスーパースターはいらない。

みんなで粘り強く戦えばいい。

 ダブルキャプテンの強みを発揮する最初の機会は9日の第4試合。

沖縄尚学が相手だ。

【甲子園取材班:伊藤憲哉記者】

 

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この木片は何?

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大会4日目の9日、第2試合に登場する宮城の仙台育英高校。

試合の前日の練習を取材していたとき、選手たちの荷物に小さな木片を見つけた。

 

 01.jpg

手作り感満載。真ん中の文字は選手たちの名前だろうか。

 

02.jpg

 

この木片を作ったのは、3年生の渡邉大器マネージャーだ。

 

03.jpg

 

元々は内野手。

部員の不祥事で監督が辞任したときは1年生で、強かったチームがばらばらになっていくのをつぶさに見てきた。

先輩たちが引退し、新たなマネージャーを選ぶときも混乱が続いていた。

 

自分だって野球は続けたい。

 

迷いがなかった訳ではない。

マネージャーになる決意を打ち明けたとき、両親が流した涙も胸にしみた。

 

悔しいけど応援する。

 

背中を押してくれた父のことばは忘れないと思う。

 

マネジャーとしての最初の仕事は、ばらばらだったチームの再建だった。

一人ひとりとコミュニケーションをとって、いいところも悪いところも知った上で仲よくなろうと努力した。

毎朝5時半に練習場を開門し、練習の後、最後に門を閉めるのもマネージャーの仕事だった。

でも、やりがいがあった。

チームは徐々に結束し、かつての強さも取り戻していったこともうれしかった。

 

紹介した木片は、渡邉マネージャーが宮城大会の直前に、チームとコーチ、それに家族のために手作りしたお守りだ。

一枚の板から40人分切り取り、1人1人の名前を書いてある。

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渡邉大器マネージャー:

自分が入部した頃、チームはばらばらだった。このお守りは1枚の板から作ってあって、つなぎ合わせたら一枚の板に戻る。

チームもこの板のように一丸となって戦ってほしい。

 

仙台育英は9日の第2試合で、長野の飯山高校と対戦する。

選手たちの荷物には、渡邉マネージャーの思いがこもったお守りがちょっぴり誇らしげにぶら下がっているはずだ。

                 【甲子園取材班:塘田 捷人記者】

 

 

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戦後74年 『学童疎開 過酷な体験を語り継ぐ』 取材後記

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記者の泉谷圭保です。
ことしも戦争について考える夏がきました。
このたび、『ニュースほっと関西』で、太平洋戦争中の「学童疎開」について伝え続ける方々を取材しました。

関係者の多くは今80代ですが、私たちに語ってくれるときの立場はあくまで「戦争中の子どもたち」でした。
戦火から逃れるため、田舎に学級ごと移っての集団生活は、食べるものも着るものもなく、奪い合いや傷つけ合いが日常茶飯事だったといいます。
さらに家族との再会がいつになるか分からず、帰りたいということも許されなかったというのですから、片ときも心が安まらなかっただろうと思います。
心の余裕を失ってもおかしくないと感じました。

活動への参加を呼びかけても『思い出したくないから』と断る人も多いと聞きました。
本来、親に甘えたい気持ちがあって当たり前の時期を戦争に丸ごと奪われてしまった心の傷の深さに胸が痛みました。

抵抗するすべなく巻き込まれるしかなかった戦争中の子どもたちから、今の子どもたちへのメッセージです。
貴重な証言、取材へのご協力、本当にありがとうございました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190807/2000018666.html



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前向きな気持ちで 【山本賀保子】

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8月6日に開幕した、夏の全国高校野球
甲子園で繰り広げられる熱戦から、毎日、目が離せません。

関西勢で最初に登場したのは、大会2日目の第1試合。大阪・履正社高校です。
初戦前日、開会式のあとに行われた練習を取材させてもらいました。

yamamoto19080a_1.jpgyamamoto19080a_2.jpg履正社といえば強力打線。4番として引っ張る井上広大選手は、この日も鋭い当たりを飛ばしていました。

yamamoto19080a_3.jpgyamamoto19080a_4.jpg一方、エースの清水大成投手は、バッターを立たせた状態で30球ほどを投げ込み、翌日の登板に備えました。

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そして、この日の練習の中でとりわけ気になったのが、実戦に近い形で行われる、シートバッティングです。とても明るい雰囲気です!
良い当たりがあると、「うおー!いまのナイスや!!」「めっちゃええやん!」と笑顔で声をかけ、ハイタッチで迎えていたのです。
緊張感が漂う練習の中で、少し違った空気を感じました。
理由を選手に尋ねたところ、主将の野口海音選手を中心にふだんから前向きな声かけを徹底していて、特に緊張が高まる試合前は前向きな言葉を大きな声で言うようにしているのだそうです。

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翌日・7日の試合は大会タイ記録の1試合5本のホームラン(8月7日現在)を放ち、11-6で勝利した履正社。
試合後にお話を伺ったところ、エースの清水投手がランナーを背負った場面で、捕手の野口主将は、この日も前向きに「慌てんようにな、大丈夫」と何度も声をかけたそうです。

yamamoto19080a_7.jpgピンチの場面でも落ち着いて声をかけられたのは、「春に一度甲子園の土を踏んだ分、今回は自信を持つことができた。夏は空気にのまれず、緊張せず、自分たちの野球をしようと思えたからだ」と話していました。
ふだんから心がけている「前向きな気持ち」で前へ前へと進んでいってほしいなと感じました。

 


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ええやん!パナソニック・パンサーズ 【山本賀保子】

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8月1日放送の「ニュースほっと関西」では、大阪・枚方市のパナソニック・パンサーズについてお伝えしました。
バレーボールのVリーグ男子で2連覇中、ここ10年で5回の優勝を誇ります。

チームについて紹介してくれたのは、パンサーズ一筋11年の清水邦広選手

yamamoto190809b_1.jpg強さの秘密は、チームを支える「3人の職人」とのことでした。
1人目は、清水選手。豪快なスパイクを打つ、「スパイク職人」です。
平均時速は120キロ。その力強いスパイクを支えているのが、こちら。

yamamoto190809b_2.jpg鍛え抜かれた肉体!毎日「スパイクが強く打てますように」と念じながらトレーニングに励んでいるそうです。
実際にどれだけ力強いスパイクなのか。野球のキャッチャーの防具をつけて受けさせていただきました。

yamamoto190809b_3.jpgyamamoto190809b_4.jpgこれだけ完全防備でいけば大丈夫だろうと臨んだところ・・・
実際に受けてみると、すっっっっっっごく、こわい!!!!!速すぎて球がまったく見えず、身動きすら取れませんでした・・・ですが、ずっとテレビで見ていた清水選手のスパイクを受けられて、個人的にはすごく感激でした(笑)

2人目の職人は、白澤健児選手。強烈なスパイクにも押し負けない「ブロック職人」です。

yamamoto190809b_5.jpgそのブロックの秘密が、太い腕!
象の前足のようだということで、「エレファントブロック」と呼ばれています。

yamamoto190809b_6.jpg私と比較させていただくとこんな感じ。

yamamoto190809b_7.jpgいちばん太いところで測らせていただくと、31.5センチありました。

yamamoto190809b_8.jpgちなみに同じブロッカーの小宮雄一郎選手の計測もさせていただいたところ・・・

yamamoto190809b_9.jpgyamamoto190809b_10.jpg26.2センチ。いかに白澤選手の腕がたくましいかが分かります。

さらに3人目の職人が、深津英臣選手
相手のブロッカーのいない場所を瞬時に見つけて、変幻自在のトスを上げる「トス職人」

yamamoto190809b_11.jpg清水選手によると、ボールと相手選手を見て、瞬時に判断できる選手はとても珍しいそうです。
そこで、ボールに書いた数字と、ネットの向こうのボードに書いた数字を足し算していただく実験をさせていただきました。

yamamoto190809b_12.jpgyamamoto190809b_13.jpg見事、2回とも数字の確認に成功!
ただ、2回目は足し算を間違えてしまうというおちゃめな一面を見せてくださいました(笑)

そして、さらにもう1人、職人が・・・

yamamoto190809b_14.jpg兒玉康成選手。チームに爆笑を巻き起こす、「自称・笑いの職人」です!
この日も撮影をそばで見ながら所々でツッコミを入れてくださり、とても楽しい撮影になりました。
明るい兒玉選手の存在で、チーム全体が明るく活気に満ちているのだなと感じました。

10月から始まるリーグ戦での3連覇に向けて、3人(+1人)の職人を擁したパナソニック・パンサーズに注目です。

 


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"冷やし中華 始めます"【山本賀保子】

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夏の高校野球、関西勢は続々と勝利し2回戦進出を決めています。
大会3日目の8月8日は、第1試合に智弁和歌山高校が登場。
米子東高校(鳥取)相手に8対1で勝利し、初戦を突破しました。

yamamoto190809c_1.jpg4回に先制しましたが、6回表で追いつかれた智弁和歌山。
その裏から強力打線が力を発揮し、6回に3点、7回に3点、8回は1点と順調に点を追加しました。

試合後、主将の黒川史陽選手にお話をうかがいました。

yamamoto190809c_2.jpg初戦の勝利に、ほっとした表情。
「序盤、なかなか点を取ることができなかった中でも、バッテリーがリズムを作ってくれた。1年生からベンチ入りをしている西川(晋太郎選手)、僕(黒川史陽選手)、東妻(純平選手)が軸となり、打てばチームは勝てると思っているので、次もしっかり相手を研究して臨みたい」と意気込んでいました。

そんな中、勝利したにもかかわらず、一人渋い顔をしていたのが・・・西川晋太郎選手。
初戦について「試合には勝てたけど、自分は打てなかった。」と振り返っていました。

yamamoto190809c_3.jpg西川選手には“この夏取り入れよう”と思っていた試合前日のゲン担ぎがあったのですが、前日、それができなかったのです。そのゲン担ぎとは・・・・・・

「小さいサイズの冷やし中華を食べて、100パーセントのオレンジジュースを飲むことです」

ことし春のセンバツに出場した際、打撃好調だった試合の前日に食べていたのが、コンビニで買ったこの2つ。
それ以来、「夏の甲子園でも、絶対に食べよう!」と決めていたのです。
しかし前日。差し入れてもらったカツサンドを食べたため、冷やし中華はあきらめたそう。
「カツサンド、おいしかったのですけど・・・やっぱり食べておけばよかったかなぁ・・・」と真剣な表情でつぶやいた西川選手。
最後は「次はちゃんと食べて、打ちます!」と笑顔で2回戦での活躍を誓ってくれました。
試合の中で見る精かんな表情とは一味違った、高校生らしい一面を見られたような気がしました。

このあと、大会6日目に近江高校(滋賀)と明石商業(兵庫)7日目に智弁学園(奈良)が登場します。
さらに大会8日目は、4試合中3試合に関西勢が出ます
熱戦ばかりで、49校すべての活躍に胸が熱くなりますが、「ニュースほっと関西」で大会最終日まで関西勢の活躍をたっぷりお伝えできるよう、取材や応援を続けていきます。

 


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鳴門のエース西野 "逆境こそ笑え"

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鳴門の西野知輝投手は154球の完投でチームを勝利に導きました。

出場49校で唯一、地方大会を1人で投げ抜いてきたエースは、「調子が悪かった」といいながら、

逆境を笑顔に変えてゆける強さを身につけていました。その理由とは。

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【甲子園で勝ちたい】
西野投手は2年生だった去年も背番号1で甲子園に出場し、1回戦の花咲徳栄(埼玉)戦に登板。序盤に4点の援護をもらっていたものの、8回と9回に3点ずつ失い、5対8で逆転負けしたのです。

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何としても甲子園で1勝したい。雪辱を誓い、練習に励みました。特に力を入れたのが、冬場の下半身強化です。山や砂浜で100メートルや300メートルなどの短い距離の走り込みをひたすら繰り返しました。そしてこの夏、徳島大会の5試合を1人で投げ抜き、2年連続で甲子園に乗り込みました。 

 

【逆境こそ笑え】
1年ぶりの甲子園のマウンド。しかし「調子が悪かった」と毎回ランナーを背負う苦しいピッチングとなります。特に6回や7回は体力的にもきつくなり、球数も増えていきました。

そこで思い出したのが、甲子園で勝ちたいという強い気持ち。そして“逆境こそ笑え”という森脇稔監督のことばです。徳島大会で使っていた帽子のつばに書いていたこのことばは、もう見なくても心にしっかり刻まれていました。

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どんなにランナーを背負っても「ホームに帰さなければいい」。1年前の夏とは違っていました。不思議と落ち着くことができました。得意の鋭く曲がるスライダーを低めに集め、連打は許しませんでした。監督のことば通り、笑顔で1つずつアウトを重ねていけました。

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【どれだけ投げても大丈夫】
走り込みで体力がつき、投球に余裕ができたという西野投手。154球を投げたあとも「球数は何とも思わない。自分はどれだけ投げても大丈夫」と白い歯をこぼしていました。始まったばかりの最後の甲子園。「目の前の試合にしっかり照準を合わせて、勝ちにつながる投球をしたい」と意気込み、次の試合に向けて新しい帽子には“逆境こそ笑え”と書き込むことにしています。【甲子園取材班:今村亜由美 記者】

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心肺蘇生 119番で依頼も3割実施せず

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路上や職場、学校、それに家庭で急に人が倒れた場合、慌てずに応急手当てをする自信はありますか?

119番通報を受ける消防の指令センターでは、患者が心停止していて、必要だと判断した場合、通報してきた人に「患者に心臓マッサージをしてください」とお願いをすることがあります。

ところが、こうした要請をしても、3割のケースで心臓マッサージが行われていないことが、金沢大学の研究で明らかになりました。

心停止してからの数分間。あなたの協力が命を救うことになります。

                                                                                                                                             (大阪放送局記者 三谷維摩)

頼んでも3割で処置行われず


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研究を行ったのは、金沢大学附属病院の後藤由和救急部長のグループです。

路上や家庭などで事故や事件ではなく、心臓発作など、病気が原因で心停止状態になった患者が、119番通報のあと、どのような手当てを受けたか調べました。

平成25年から28年までの4年間に心停止状態の人を見かけて119番通報をした人に対して、消防の担当者が、心臓マッサージなどの心肺蘇生の処置を行うよう、依頼していた事例は全国で23万1705件にのぼりました。

fukabori0809_3.jpgところがこのうちの32%にあたる7万3547件で、心肺蘇生の処置が行われていないことがわかったのです。

今回の研究では、処置が行われなかった理由は、はっきりしていません。
後藤救急部長によりますと、通報した人がやり方を知らずに怖がったり、倒れている人と性別が異なりちゅうちょしたりしたことなどが考えられるということです。

 

救命に影響が


 心臓が停止すると、救命率は1分ごとに10%ほど下がり続けると言われています。

fukabori0809_4.jpg一方、救急車が到着するまでにかかる時間は、総務省消防庁のまとめで、平均でおよそ8分。その間に心肺蘇生が行われるかどうかが、患者の命に関わってきます。

今回の研究では、患者の生存率に差が出ていることも確認されました。
生存率は、▼処置が行われた場合、男性で6.7%、女性で3.3%なのに対し、▼行われなかった場合は、男性で3.2%、女性で2.3%でした。
男性で2倍、女性で1.5倍の差が出ていたのです。

後藤救急部長は、その場に居合わせた人が、心肺蘇生を行う重要性を強調します。

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「救命処置は時間との勝負で、心肺蘇生に関する知識を広げる必要がある。家族や、路上で通りかかった人が急に具合が悪くなったらどうするのか、シミュレーションしてほしい。そのためには訓練が大切で、町内会や消防の講習会などに参加してほしい」

 

正しい心臓マッサージは


では、心停止の状態で倒れている人を見かけた場合、適切な応急手当ては、どのように行えばいいのでしょうか。
大阪市消防局で教えてもらいました。

fukabori0809_6.jpg教えてくれたのは、友林裕人消防司令補。市内各地の講習会で、正しい心臓マッサージのやり方を紹介しているベテランです。

まず、1人ですべて対応しようとせず、できるだけ複数の人で対応することが大切だと指摘します。
倒れている人の肩をたたきながら大きな声で「大丈夫ですか」と声をかけ、意識がないようなら、周囲の人と協力して119番通報をしたり、AEDを探したりします。

続いて、心臓マッサージを行います。

お手本を動画でまとめました(約40秒)。

重要なポイントは、

胸を圧迫する位置
速度
強さ

の3つです。

まずは圧迫する場所です。

fukabori0809_7.jpg

胸の中心部で、みぞおちの辺りよりも少し上のちょうど心臓にあたる部分です。

続いて速度です。

fukabori0809_8.jpg1分間に100回から120回ほどを目安に、テンポよく圧迫します。

そして強さです。
胸が5センチほど下がるくらいが目安です。

fukabori0809_9.jpg強く圧迫する必要があり、ひじを曲げずに体重をかけてまっすぐ押すことが大切だということです。

この速度と強さで圧迫を続けるのは体力が必要です。

このため、数人で交代しながら、救急隊が到着するまで、心臓マッサージを続けてほしいとのことでした。

取材で、心臓マッサージを実演する様子を横で見ていると、「え?こんなに体がへこむくらい押していいの?」と思ってしまうほどでした。

動画をご覧になっても、マネキンの胸の辺りが、大きくへこんでますよね。

そんな懸念を伝えると、友林さんは、ろっ骨が折れるのではないかと心配になるかもしれませんが、心臓に圧力をかけるためにも、ためらわずに強く押すことが大切だと話していました。

また、女性が倒れていて服を脱がすのがためらわれる場合は、圧迫する場所さえ間違わなければ、服の上から、心臓マッサージをしても差し支えないということです。

友林さんは「手当てをするときは不安な気持ちになるかもしれませんが、放っておいては、まず助かりません。多くの方に応急手当てをしてもらいたいです」と話していました。

 

心臓マッサージで助かった人


「周りの人の手助けがなかったら自分の命はなかった。多くの人に心臓マッサージの知識を持ってほしい」

fukabori0809_10.jpgこう振り返るのは、大阪・羽曳野市の村田忠彦さん。
周囲の人の心臓マッサージのおかげで命が救われた1人です。

村田さんは平成30年3月、大阪府内で開かれたマラソン大会に参加しました。

fukabori0809_11.jpgフルマラソンは初挑戦で、ゆっくりと淀川沿いを走っていたところ、2時間30分ほどたった、19キロ地点で、突然、倒れました。

近くにいた審判のボランティアの男性が倒れる様子を目撃していて、すぐに駆け寄ったほか、通りかかったランナー数人も心臓マッサージに加わったということです。
AEDもすぐに届けられました。

心臓は最大で8分間、止まっていたということですが、いまは日常生活を送るのに大きな支障がない程度まで回復しました。

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「すぐにいろんな人が手助けしてくれたからいまの自分の命があります。勇気を持って近づいてくださった方には感謝の言葉しかありません。いつ目の前で人が倒れるか分からないので、多くの人に心臓マッサージの知識を持ってもらいたいです」

村田さんは、当初、誰が助けてくれたのか分からず、翌年のマラソン大会に出向いて探し出したそうです。助けてくれた人の中には、まだ1人、名前も分からず連絡がついていない人がいて、村田さんは、探し出してお礼を言いたいと話しています。


突然の心停止は、自分や家族、友人、誰にでも起きうる事態です。
偶然、その場に居合わせた人にしか、倒れた人を助けることはできません。

万が一、自分が処置を頼まれたときは、勇気を持って行動できるようにありたいと感じました。

大阪市消防局では、定期的に、心臓マッサージの講習会を開いています。
詳しくは、消防局のホームページまで。
また、大阪市以外でも、お住まいの地域の消防署が講習会を開いているケースが多いです。一度、確認してみてください。

(※NHKのサイトを離れます)
https://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000428092.html



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