2015年のラグビーW杯、日本対南アフリカ戦の歴史的勝利。あの時の感動を今も覚えているラグビーファンも多いのではないでしょうか。試合終了間際、32対29で南アフリカがリードの場面で、日本がチャンスを迎えました。PGで同点ゴールを狙うのか?トライで逆転勝利を目指すのか?キャプテンのリーチ・マイケル選手の「スクラムはどうだ」という言葉にトンプソンさんが「歴史を変えるのは誰よ」と声をかけたそうです。そして渾身のスクラムから出たボールを回しての逆転勝利。世界が驚いた試合としてこれからも語り継がれるでしょう。
トンプソン・ルークさんはラグビー王国ニュージーランド出身。身長196センチ、体重108キロの大型選手でポジションはロックです。2004年に来日して、2年間は三洋電機で、2006年から近鉄ライナーズの選手として活躍しています。東大阪市に暮らして12年、都心にも山の自然にも近く、人が親切で優しくとても住みやすいそうです。大阪弁もかなりしゃべることができるようになったそうです。
トンプソンさんは、2007年フランス、2011年ニュージーランド、2015年イングランド、3回のW杯で、日本代表メンバーに選ばれました。イングランド大会では、日本は3勝を上げるまでになりました。厳しい練習と勝利への執念で“壁”を越えチームは確実に強くなったと感じています。
来年のラグビーW杯の会場は日本です。トンプソンさんや多くの代表メンバーが築き上げてきた日本のラグビーが、どんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみにしたいと思います。
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