きょう31日は上空に寒気を伴った低気圧が日本海を進み、その寒気が近畿地方にも流れ込んだため、大気の状態が不安定になりました。
活発な雨雲が近畿地方を通過し、強い雨の降ったところもありました。雨雲は次第に近畿地方からは抜けていっています。まだ降っているところでも今夜のうちに雨はやむ見込みです。
あす6月1日から週末にかけて雨傘の出番はなさそうです。晴れてお出かけ日和になり日傘が活躍しそうです。ただ来週は、雨が降りやすく、ぐずついた天気が続くため、雨傘の出番が多くなりそうです。
あすの紫外線の予想です。一日のうち特に強まる昼前後は広い範囲で…。日傘を差してお出かけください。
ところで、あす6月1日は「気象記念日」です。明治17年のこの日に毎日3回の全国の天気予報の発表が開始されました。
右が初めて発表された予報です。左はそのときの天気図です。天気図には等圧線は3本しかありません。ざっくりとしている印象です。この予報では全国的に風向きはさまざまで、天気は変わりやすいものの、どちらかというと雨のところが多いとなっています。お出かけには折りたたみ傘があったほうがよいのかな、というところでしょうか。
右はあすの予想天気図です。明治17年に負けず、等圧線の数は少ないですね。あすにかけて大陸から高気圧が移動してきます。
高気圧に覆われるため、平成30年6月1日の近畿地方の天気は、「近畿一般風ノ向キハ北 天気ハ変ラズ 晴天勝チ」になりそうです。
※予報は31日午後7時現在のものです
気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
出身地:茨城県日立市
趣味:ヨガ、ランニング、バッティング