第90回の記念大会を迎えたセンバツ高校野球。
決勝は、24年ぶりの優勝を目指す智弁和歌山高校と、36年ぶりの大会連覇を狙う大阪桐蔭高校の関西対決。試合は5対2で大阪桐蔭高校が優勝を果たしました。
(試合終了後の選手たち)
当日は私も甲子園球場でアルプススタンドの様子を取材しました。
智弁和歌山高校のアルプスといえば、赤と白で彩る大きな「C」の文字。
(Cの文字)
当日驚いたのは、試合開始1時間半前、すでに「C」が完成していたこと!
応援団がどれだけの熱を持って応援に来ているかを感じることができました。
一方、大阪桐蔭高校側のスタンドでは、岐阜や神奈川から応援に駆けつけたファンもいました。在校生や野球部員が音頭をとりながら、全員で大きな声援を送っていました。
(大阪桐蔭の応援・野球部員)
(大阪桐蔭の応援・在校生)
選手だけでなく、応援団も気持ちを一つにして戦っていることを改めて感じました。
試合終了後は、大阪桐蔭高校の選手たちの宿舎から生中継でお話をうかがいました。
中でも印象的だったのが、中川卓也主将が語った「夏の戦いはもう始まっていると思っている」という言葉。
このセンバツへの出場がかなわなかった高校の選手たちも、大会で惜しくも敗れてしまった選手たちも、優勝を果たした大阪桐蔭の選手たちも、大会が終わった瞬間から、夏にむけて動き出しています。
ことしの夏は100回の記念大会。
全国の高校球児たちがどんなプレーを見せてくれるのか、今から楽しみです。
スポーツキャスター 山本 賀保子(やまもと かほこ)