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土砂災害 河川の増水や氾濫に厳重警戒

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この時間も近畿地方の広い範囲で雨が降っています。兵庫や京都、大阪には活発な雨雲がかかっています。この24時間に200ミリくらいの雨が降ったところもあります。

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急激な大雨により、川の水が増えています。淀川水系桂川中流・園部川、淀川水系姉川には氾濫危険情報が発表されています。その支流を中心に洪水の危険度が高まっています。川や用水路には絶対に近づかないでください。

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土砂災害の危険度を表したものです。大阪や兵庫、京都には濃い紫色の極めて危険なレベルのところがあります。いつがけ崩れや山崩れが起きてもおかしくない状況です。

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土砂災害の前ぶれとしては、山や崖に亀裂が入ること、水が噴き出すこと、小石が転がってくること、ゴーっという異常な音がすることなどがあります。こういったふだんと違う状況を感じ取ったら直ちに避難してください。

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ただ、これからの時間帯は外は暗くなるため、足元が見えず、かえって危険な場合があります。そういった場合は家の中でもより安全な場所、崖や山から離れた場所、2階以上の部屋にいるようにしてください。

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雨はこのあとも続きます。こちらはあす6日午前3時の雨の予想です。活発な雨雲が線状に伸びて、大阪や京都、滋賀県を中心にかかりそうです。こういった雲の下では非常に激しい雨の降るおそれがあります。

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さらにこの活発な雨雲はかかり続ける見込みです。そのため、降る量がかなり多くなりそうです。

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こちら、あす6日までの警戒や注意が必要な時間帯です。警戒が必要な時間帯は赤、注意が必要な時間帯は黄色です。土砂災害は北部や中部ではきょう5日とあすの終日、南部もあす朝以降、警戒が必要です。低い土地の浸水は北部では今夜とあす昼すぎ以降、中部はあす昼すぎまで警戒が必要です。洪水は北部であすの明け方にかけて、中部であすの昼すぎまで警戒が必要です。ただ、こうした警戒が必要な時間帯は、あくまで、あすまでについての予想です。雨はあす以降、8日ごろまで同じような地域で降り続き、近畿中部を中心に記録的な大雨になるおそれがあります。

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今回の雨の原因は日本付近にある前線です。活動が活発になっていて、あす以降も日本付近に停滞する見込みです。

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この先、8日の日曜日にかけて雨が降るでしょう。記録的な大雨となるおそれがあります。身の安全を第一に行動してください!お願いします。

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※予報は5日午後7時現在のものです



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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
出身地:茨城県日立市
趣味:ヨガ、ランニング、バッティング

 


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