熱戦もあとわずかとなった春のセンバツ高校野球。
関西からは大阪桐蔭高校と、智弁和歌山高校の2校がベスト4に進みました。
この土日は私も甲子園で取材。
準々決勝第3試合の大阪桐蔭高校の試合後は、選手や監督の談話取材もしました。
印象に残ったのは、「選手たちに頼もしさを感じるようになってきた」という、大阪桐蔭高校・西谷監督の言葉でした。
普段から「勝ち上がるには、大会中の成長が欠かせない」と選手に伝えている西谷監督。
練習の取材に行った際、大会中の過ごし方について
「短い期間で、なかなか急な成長は望めないかもしれないが、自分たちが普段練習を行っているグラウンドで調整できることを生かして、少しでも成果を出せたら」と話していました。
準々決勝の試合後、西谷監督は、
「ここまで3戦、守備と攻撃の両方で、“この選手に任せておけば大丈夫”と思える場面が増えてきた」と、少し目じりを下げた柔らかい表情でした。
初戦から危なげなく勝ち進んでいる印象の大阪桐蔭ですが、選手も監督も、前の試合よりさらに強くなろうという決意で臨んでいるということを再認識しました。
残るは準決勝、決勝の2試合。
両チームが力を出し切れる2日間になるよう、見守りたいと思います